もくじ Toggle1.ヒトパピローマウイルス(HPV)について2.対象者・公費対象:小学6年生から高校1年生・公費対象外の方:高校1年生以降から45歳までの女性3.ワクチンについて4.主な副作用5.その他 1.ヒトパピローマウイルス(HPV)について 一般的には子宮頸がんワクチンとして知られています。ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。性行為で感染することがわかっておりますので、9歳以上で初めての性行為の前に接種することが効果的と考えられています。HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。当院では対象年齢の女性の公費によるワクチンとそれ以外の女性に対しても接種を行っています。 2.対象者 ・公費対象:小学6年生から高校1年生 ・公費対象外の方:高校1年生以降から45歳までの女性 3.ワクチンについて ◎ワクチン名:シルガード(9価) ・接種回数:3回 初回接種ののち2か月後に2回目、6か月後に3回目を接種します。 接種間隔は多少前後しても問題ありませんが、1年以内の接種完了が望ましいとされています。※15歳未満の場合、2回での接種完了が可能です。(15歳になるまでの間に1回目の接種を行い、6か月後に2回目の接種) ・接種方法:筋肉内注射 4.主な副作用 注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。 5.その他 詳しくは厚生労働省HPをご覧ください。