赤ら顔のお悩み
「小鼻や頬の赤みが気になる」「顔全体の赤みを改善したい」など赤ら顔で悩んでいる患者様は多いのではにでしょうか。
赤ら顔を根本的に改善するのは、クリニックで治療をすることをおすすめです。お悩みの方はお気軽にご相談下さい。
赤ら顔とは?
赤ら顔は、鼻や頬を中心に顔が赤くなった状態で、一般的には一時的なものであり、暖かい場所や刺激、お酒の摂取などが原因として挙げられます。
しかし、慢性的な赤みや顔のほてりが続く場合、それは病気や特定の疾患の症状である可能性があります。
その中でも、「酒さ」と呼ばれる状態が赤ら顔の一因となり得ます。
赤ら顔の原因は?
赤ら顔のはっきりとした原因は解明されていませんが、以下の要因で発症することがあります。
・辛い食べ物
・アルコール
・カフェインの過剰摂取
・寒暖差
・紫外線
・運動
・精神的なストレスや感情の高ぶり
また ニキビや免疫異常が赤ら顔を引き起こすことがあります。
赤ら顔には遺伝的要因も大きいとされています。
何らかの原因で毛細血管が広がり、通常よりも血流が多くなることで赤く見えるのが赤ら顔の正体です。
またステロイドの長期使用や強いピーリング、レーザー治療の繰り返しで後天的な赤ら顔が発症することもあります。
赤ら顔の種類
毛細血管拡張による赤ら顔
毛細血管拡張症は、毛細血管が拡張して皮膚表面から血管が赤く浮き上がり、持続的に赤く見える症状を指します。
特に頬や鼻に多くの毛細血管が通っているため、赤みがより顕著に現れる傾向があります。
人前に出ると赤くなるタイプは赤面症として知られ、緊張やストレスが原因で自律神経の影響などにより血管が膨張し、顔が赤くなるタイプです。
鼻まわりや頬の中心に赤くなりやすいタイプは皮膚が薄く、鼻や頬の付近に密集する毛細血管が透けて見えやすいため、気温の変化や外部刺激に敏感に反応して赤くなります。
特に冬の時期や加齢の進行に伴い、症状が徐々に目立つようになります。
炎症による赤ら顔
肌荒れによる赤ら顔
肌がつっぱる、剥ける、かぶれるなど、肌トラブルによる炎症が起こり、強い赤みが現れることがあります。
化粧品や洗顔料などの刺激物、環境の変化、アレルギー反応などが肌を刺激し、炎症を引き起こして皮膚が赤くなります。
ニキビによる赤ら顔
赤ニキビの発症に伴い、炎症で皮膚が赤くなり、赤いニキビ痕が残ることがあります。
ニキビの炎症が続くと、肌がいつまでも赤い状態が続き、新たなニキビができることで炎症が再発し、赤みが持続します。
脂漏性皮膚炎による赤ら顔
皮脂の分泌が増え、余分な皮脂が酸化して肌の上で炎症を引き起こし、毛穴が開いて赤くなります。
ニキビも伴うことがあります。
過剰な皮脂分泌により「マラセチア」という菌が増殖し、角質が剥がれ落ちたり皮膚が赤黒くなるのが特徴です。
赤ら顔の治療方法
フォト(光治療)
Forma α IPLフォト治療(光治療)とは、光を照射することによってシミ、そばかす、赤ら顔などの肌トラブルを改善する治療機器です。
一般的にIPL(インテンス・パルス・ライト)という光源を照射しますが、AdeBではこの度最新のパルス幅と冷却温度を独立して変更できるForma αIPLを導入しました。
赤ら顔の原因となる拡張した毛細血管や赤みのあるニキビなどをターゲットにします。
照射する際に肌表面に広がった毛細血管を収縮させることで肌の赤みを目立ちにくくし、改善を促進します。
フォト(光治療)は肌に直接ダメージを与えない治療法で、レーザー治療よりも肌への負担が少ないためダウンタイムも短く、治療後にメイクも可能です。
シミやそばかす、肌のくすみなど、さまざまな肌の悩みにもアプローチできるため、赤ら顔の症状を改善すると同時に、肌の透明感を取り戻し、キメの整った肌へ導きます。
フラクショナルレーザー(スマートサイドドット)
フラクショナルレーザーは皮膚表面にマイクロドット状にレーザーを照射し、微細な点状の穴を作り出すことで局所的なダメージを与え、皮膚再生を促進する治療です。
フラクショナルレーザー治療では、熱ダメージを受けた皮膚が自然な再生過程に入ります。
この過程で古い皮膚が排除され、新しい皮膚が生成されるため、シワやたるみ、ニキビ跡、毛穴の開きなどが改善されます。
またフラクショナルレーザーによる熱ダメージがコラーゲン生成を刺激し、肌の弾力やハリを向上させる効果があります。
これにより、肌全体のトーンが向上し、赤ら顔の改善が期待できます。
フラクショナルレーザー治療は短期間で効果を発揮し、ダウンタイムも短いのが特徴です。
通常は数日から1週間程度でダウンタイムの症状が治まります。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、安全性の高い化学成分を使用して、皮膚の表面から不要な角質を溶かし、取り除くことで肌のターンオーバーを促進する治療です。
ターンオーバーの促進により、ニキビ、毛穴の黒ずみ・くすみなどの改善が期待できます。
また、古くなった角質や毛穴の汚れを剥離し、肌を生まれ変わらせることで、健康な素肌へと導く効果があります。
角質層のみに反応するため、他の治療法(レーザー治療や光治療)と同日に施術することも可能です。
異なるメカニズムで肌に働きかけ、相乗効果を得られます。
自宅でできる赤ら顔ケア
スキンケア
クレンジング
クレンジングは肌に優しい成分のものを選びます。
スクラブやピーリングは、肌への刺激が強く赤みを助長する可能性があるため避けます。
たっぷりの量を短時間でメイクに馴染ませ、乳化させて除去します。
顔のマッサージを避け、優しくクレンジングします。
保湿
肌の赤みは皮膚が薄く、毛細血管が浮いて見えるためです。
バリア機能が整えば肌に厚みが出るので毛細血管が目立たなくなります。
保湿には低刺激かつ保湿力の高い保湿剤を使用します。
たっぷりと取り、手でおさえるようになじませます。
この時にコットンでこすったり、手で強くパッティングすることは毛細血管が目立つ原因となるため避けます。
適切な保湿剤を選ぶ際、刺激のないものや抗炎症作用のある成分を含むものがおすすめです。
ビタミンC誘導体は抗炎症作用があるため、炎症の鎮静化が期待できます。
紫外線
紫外線は肌にさまざまな影響を与えます。主な影響の一つは、毛細血管の拡張です。
紫外線により血管が拡張し、肌が赤くなることがあります。
特に敏感な肌や酒さのある方は、この影響を受けやすい傾向があります。
日焼け止めは酒さ対策において不可欠なアイテムです。
紫外線が肌に与える刺激を軽減し、赤ら顔の発生を防ぎます。
赤ら顔は、肌がとても敏感になっている状態です。
そのため日焼け止めは「紫外線散乱剤」が入っているものを選ぶとより肌への負担が少ないです。
紫外線散乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を反射・散乱させて皮膚を防御します。
肌の上にUVカットのベールを巻くイメージで、紫外線を肌表面で防ぐ役割を果たします。
紫外線散乱剤だけでつくられた日やけ止めは「ノンケミカル」と表示されています。
朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。こまめに塗り直し、効果を維持します。
帽子やサングラスの着用、日陰を選ぶなど、物理的な対策も有効です。
外出時はUVカットのアイテムを活用し、紫外線から肌を守ります。
食事
赤ら顔を改善するためには、食事の改善も重要です。
アルコールは血管を拡張させ、顔の赤みを引き起こすことがあります。特にアルコールが原因で顔が赤くなる体質の人は、摂取量を控えるか、避けるように心がけましょう。
タバコに含まれる有害物質は血管を収縮させ、血行を悪化させる可能性があります。
赤ら顔の改善を目指すなら、禁煙が一つのステップとなります。
カフェインは血管を刺激して拡張させ、一時的な赤ら顔を引き起こすことがあります。
カフェインの摂取量に気をつけ、必要に応じてノンカフェイン飲料を選びましょう。
1日のカフェイン摂取量の目安は健康な人で400mgです。コーヒーにすると600ml~700mlが許容範囲です。