シワのお悩み
「笑った時の口元のシワが気になる」「目尻の小ジワが気になる」「加齢とともに顔全体のシワやたるみが気になり初めてきた」などシワに関するお悩みはありませんか?
シワの改善には、市販のクリームや美容液のみでは十分な効果が得られない場合があります。
しっかりとシワを改善したい方には、クリニックでの治療をおすすめしています。お気軽にお問い合わせ下さい。
シワができる原因は?
顔にシワがあることで、年齢より老けて見られる、疲れているように思われるなど、お悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
一言でシワと言っても浅いシワから深いシワまで種類があり、有効な対策方法も異なります。
この記事では、シワの種類について解説します。
またシワに有効な治療方法も紹介していますので、シワでお悩み方はぜひ参考にして下さい。
シワの種類
表情ジワ
表情ジワは、表情筋の動きによって引き起こされるシワです。
主に額や眉間、目尻などに現れます。これらのシワは日常の表情や癖によって形成され、年齢とともに影響が残りやすくなります。
顔の表情筋の収縮・弛緩が表情を形成し、不自然な力が加わるとシワができます。
30代以降や日焼けが進んだ場合、皮膚の真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少し、弾力不足が起こり、シワが定着しやすくなるのです。
無意識に続ける表情によってシワが刻まれるため、口を大きく開けて笑う、しかめっ面をする、眉毛を上げる、目を見開くなどの癖がある人は表情ジワが残りやすい傾向になります。
小ジワ
小ジワ、または「ちりめんじわ」は乾燥によって浅く細かくできるシワです。
主に目元や口元など乾燥しやすい部分にあらわれることが多いです。
肌の浅い部分にできることから「表皮ジワ」とも呼ばれます。
主な原因は乾燥で、紫外線や老化により肌の保水機能が弱まってキメが乱れると小ジワの原因となります。
乾燥した肌は表面が委縮してキメが荒くなり、溝が深くなって浅い細かいシワとなるのです。
ほうれい線
ほうれい線は、小鼻から口元にかけてハの字に深く刻まれたシワです。
皮膚のたるみによって起こる「たるみじわ」の一種でほうれい線があることで、顔全体が老けた印象になることが多いです。
加齢により新陳代謝が低下すると、皮下脂肪がつきやすくなります。
そこに筋肉の衰えが重なり脂肪や皮膚を支えきれずにたるみを引き起こしてシワができる仕組みです。
ゴルゴライン
「ゴルゴライン」とは、主に目頭から頬までハの字に縦に深く刻まれたシワです。
このシワは顔のたるみや加齢による影響によって発症しやすくなります。
表情筋が衰えると、眼輪筋や上唇挙筋などの周辺筋肉が影響を受けて溝ができやすくなります。
加えて笑う際の口の動きや、鼻のまわりにシワを寄せるなど表情の癖が重なり、ゴルゴラインが定着します。
さらに年齢とともに皮下脂肪が小さく萎縮することがあり、顔全体がしぼんでゴルゴラインのを強調する要因となります。
ゴルゴラインのできやすさは、頬骨の出方や皮下脂肪の付き方により個人差があります。
シワ改善の治療方法
レーザー治療(フラクショナルレーザー)
フラクショナルレーザーは微細なレーザー光線を使用し、皮膚に微小な穴を開けることで熱ダメージを与えて創傷治癒を促す治療です。
穴ができた箇所を元の状態に戻すため、コラーゲンが増生し、シワの改善と肌質の向上が期待できます。
皮膚がダメージを受けた後、皮膚の修復のために細胞分裂が行われ、コラーゲンが増殖する過程が始まり健康な肌が再生される仕組みです。
肌全体に照射するので、特定のシワだけでなく、肌全体のトーンアップやシミの改善など複合的に肌のお悩みにアプローチできるのがメリットです。
RF高周波(テノール、ウルトラ)
ラジオ波(RF)による高周波治療で、肌の深層から表層までトリートメントしフェイスラインを作り出す施術です。
緩んだコラーゲンを熱で収縮させ、肌を引き締めます。これによりリフトアップやたるみシワの改善が期待できます。
また、皮膚深部に高い温度が加わることでヒートショックプロテイン(HSP)が発生し、コラーゲン線維が増加します。
すると肌の弾力が復活し肌が内側からふっくらし、小ジワが目立たなくなります。
さらに、血行とリンパの流れを促進する効果もあるので、老廃物の排出が促されて健康な肌へ導く効果もあります。
ボトックス
ボトックス注射は、表情筋の収縮を抑制してシワやたるみが刻まれないようにする美容施術です。
主成分はクロストリジウム・ボツリナム(ボツリヌストキシンA型毒素)で、神経に作用して筋肉の動きを止めます。
表情の動きによるシワを抑制し、特におでこの横ジワや眉間の縦ジワに効果があります。
即効性がありすぐに効果が出る一方、3ヶ月~半年で効果が消失するので繰り返しの注入が必要です。
表情の動きを抑制するので、シワの予防としても有効です。
サーマクール
サーマクールは、高周波電磁波である6.78MHzのラジオ波(RF)を使用した美容施術で、フェイスラインのリフトアップやたるみの解消が期待できる治療法です。
真皮は水分量が多く、RF照射に対する反応が大きい一方、表皮は水分量が少なく、反応が小さいことを利用し、表皮を通り越して真皮層や皮下脂肪にアプローチする仕組みです。
真皮層から皮下の線維隔壁までRFの熱エネルギーが届き、コラーゲンや皮下脂肪を収縮させ、たるみを改善します。
またラジオ波(RF)が皮膚に軽いダメージを与えることで、自然治癒力と再生能力が働き、コラーゲン生成が促進されます。これにより、肌のハリがアップし小ジワが目立たなくなります。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸をシワやたるみが気になる部位に注入し、肌を持ち上げて溝を消す治療です。
シワの溝部分に注射することで、真皮が表皮を持ち上げて肌にボリュームを与えるため、全体的にしぼんだ印象を改善したい時にもおすすめです。
ヒアルロン酸は化粧品にも配合され、保水成分としての役割を果たします。
そのためヒアルロン酸を注入した部位は肌の保水力がアップし、シワが持ち上がるだけでなくハリとツヤのある印象になります。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、比較的安全性が高く継続しやすいですが一定期間で吸収されるため、継続的な注入が必要です。
年代別のお悩みと治療方法
40代
40代はライフスタイルの変化が多い年代で、ホルモンバランスを崩しやすくなります。
さらに40代になると肌の保水機能が低下し乾燥が気になり、乾燥による小ジワが目立つようになります。
目元は皮膚が薄く、乾燥がしやすいため、特にシワが目立ちます。
また年齢を重ねると、コラーゲンの生成が減少し、分解が増加するため、40代では肌のコラーゲン量が少なくなります。
そのため40代ごろからたるみや深いシワも現れる傾向があります。
ボトックスで表情ジワを防ぎ、たるみによるシワが定着する前に、HIHUや高周波でたるみを予防するのがおすすめです。
50代
50代はホルモンバランスが変化しやすく、女性ホルモンの分泌が少なくなってくる年代です。
それに伴い肌が乾燥しやすくなり、コラーゲン量も減少し肌のハリが失われていきます。
乾燥による小じわが定着し、目立ってくる時期です。
また今までの表情の癖も積み重なり、無表情でも深いシワが消えずに表情の一部として定着する年代でもあります。
60代
60代になると、肌はさまざまな要因によって変化し、シワやたるみが顕著になります。
コラーゲンやエラスチンなどの肌を支える成分が減少し、肌のハリや弾力が低下してたるみます。
加えて表情筋の動きが低下することで、笑顔や怒りなどの表情によるシワが深くなり、全体的なたるみが現れます。
また皮脂分泌量が減少し、肌の乾燥が進むため顔全体に小ジワができやすくなります。
女性は閉経を迎えるとエストロゲンが急激に減少し、肌の水分や油分を保つ機能が低下し、乾燥に悩まされます。
自分でできるシワ予防
紫外線予防
シワや肌トラブルの予防には、紫外線対策が大切です。
紫外線は年間を通して降り注いでいるため、季節を問わず積極的な対策が必要です。
生活紫外線(紫外線A波)は雲や窓ガラスを通り抜けるため、曇りや室内でも紫外線を浴びています。
日焼け止めは、朝と昼に塗り直すことが大切です。
帽子や日傘を利用すると顔や首元、デコルテなどを直射日光からカバーできます。
眼や目周りへの紫外線対策としてサングラスをかけることは、目元のシワ予防に効果的です。
紫外線をいつもより多く浴びたと感じたら、保湿を丁寧にして乾燥しないように努めてください。
表情筋のトレーニング
表情筋エクササイズは、シワの予防や既存のシワを目立たなくするために効果的です。
特に口周りのシワに悩んでいる場合、口輪筋(口周りの筋肉)を中心にしたエクササイズが役立ちます。
笑顔や驚きの表情など、さまざまな表情を意識的に作ります。
発音や発生などを通じて、舌や口角の動きを活発化させることも有効です。
エクササイズやトレーニングを継続的に行うことで、表情筋が引き締まり、シワやたるみの改善が期待できます。
毎日の習慣として取り入れ、健康な表情筋を維持しましょう。
エクササイズを行う際は、無理な力を入れないように気を付けます。
過剰な筋肉の収縮はシワの原因となるためです。
スキンケア
シワやたるみを予防するためには、適切なスキンケアが重要です。
ハリや弾力を与えるスキンケアのポイントを解説します。
洗顔はぬるま湯で優しく泡立て、必要以上に洗いすぎないように心がけます。
熱いお湯や洗いすぎ、強い成分での洗顔は乾燥の原因となります。
スキンケアは手で優しくパッティングすることで浸透を促進します。
ハンドプレスだと体温で化粧品が温まり、伸びが良くなるためです。
またコットンでのこすりすぎは乾燥の原因にもなります。