「鏡を見るたび、頬のそばかすが気になってしまう」 「化粧をしても、そばかすを完全には隠せない 」 「高い美白化粧品を使ってもそばかすに効果を感じられない」 など・・・そばかすの悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか? この記事では、皮膚科専門医・Dr.miko監修のもと、そばかすのできる原因から、効果的な治療方法まで詳しくお伝え致します。 そばかすでお悩みの方は、ぜひチェックしてください。 そばかすレーザーの予約はこちら そばかす(雀卵斑)の原因と発生メカニズム 遺伝的要因 そばかすの発生しやすさには遺伝の影響が大きいといわれています。 とくに明るい肌とブロンド/赤毛の髪色と関係していて幼少期に現れることなどから、特定の遺伝子(MC1R遺伝子など)の変異が、そばかすの形成に関与していると考えられています。 白人(非常に白い肌で日焼けしにくい方)に多く見られる疾患ですが、日本人においても珍しいものではなく色白の方にそばかすができやすい傾向があると考えられています。 紫外線の影響 もともとそばかすが見られる色白の方は、紫外線に対して敏感な肌です。 そばかすの部位では、紫外線に反応して周囲の皮膚よりも多くメラニンを作る傾向にあります。 日本においては、紫外線の強くなる夏にそばかすが濃くなり、冬には薄くなることからも、そばかすの色が濃くなることに紫外線の影響が大きいと言えます。 ホルモンバランスと年齢の関係 「妊娠中にそばかすが濃くなった」という方も多いのではないでしょうか? シミの濃さには、女性ホルモンの変動と関連があることは、経験上よく知られています。 実際の経験上では、妊娠中に様々なシミが濃くなることや、更年期症状の治療で女性ホルモンの薬を使ったときにシミが濃くなることなどはあるのですが、現在のところ、女性ホルモンとメラニン量の関係について証明されてはいないようです。 私がいろいろ論文を読んで推測していることが一つあります。 メラノサイト刺激ホルモン(MSH)という、メラニンを作れ!!と細胞に指令を出すホルモンがあるのですが、これが妊娠中に増えることが知られています。 MSHが多くなるので、シミが濃くなるのではないか?なんと妊娠中に、胎盤からMSHが放出されるのです。 そしてMSHは脳の下垂体という部分で作られますが、その下垂体は妊娠中に135%も増大し、妊娠に必要なホルモンを分泌するよう刺激を受けています。 その影響を受けてMSHも多く作られて、シミやそばかすが濃くなるのでは?? でも、安心してください。 これら妊娠の際に濃くなったそばかすは、出産後に特に治療もしなくても元の色と同じくらいに戻ると考えられています。 参考文献:MSDマニュアル. (n.d.). 婦人の生理. Retrieved April 14, 2025, from https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/ セルフケアでできるそばかす対策 紫外線対策の重要性 そばかすは遺伝+紫外線で濃くなるので、シミ予防にも、そばかすを薄くするためにも日焼け止めを塗ったり、日差しを避けたりすることは大切です。 特に、そばかすができる人は色白の方が多く、紫外線から自分の肌を守る力がもともと弱くて「シワ」ができやすいので、健やかできれいな肌のためにもしっかり日焼け対策を行ってください。 このタイプの肌の方は、日焼け止めを塗ったからと過信せず、日差しを避けることが大事です。 効果的な美白成分の選び方 日中は、紫外線の肌への影響を減らしてくれる成分を、そして、夜になったら紫外線のせいで起きた炎症を抑えてくれる美容成分を使いたいものです。 肌の外側から美容液などで補うことと、体の内側からサプリメントで補う、その両方ができるといいですね。 紫外線による肌へのダメージを外用薬や化粧品などを使用して軽減するためには、活性酸素を除去する抗酸化作用を持つ成分が非常に有効です。具体的には、フラーレン、ビタミンC、アスタキサンチン、ビタミンEがその代表例として挙げられます。 また、紫外線が引き起こす炎症を抑制する内服薬の服用も重要です。炎症を抑える効果が期待できる成分としては、ビタミンC、トラネキサム酸、アガリクスが効果的です。 家庭でできるケア方法 体の内側から、紫外線の影響を減らして肌の再生を進めるために、ぜひ食事から必要な栄養素を摂っていただきたいです。 過剰に作られるメラニンを抑え、紫外線に対する抗酸化力があるビタミンC、抗酸化力が高く肌自体にSPF4程度の日焼け止め効果をもたらしてくれるビタミンE、合わせて、紫外線対策を完璧にすると不足してしまうビタミンDも積極的に食事から摂ってほしい栄養素です。 ・ビタミンC:ジャガイモ、ブロッコリー、パプリカ(赤)、キウイ、柑橘類 ・ビタミンE:ナッツ類、うなぎ、パプリカ、モロヘイヤ、ヒマワリ油、かぼちゃ、アボカド ・ビタミンD:キノコ類、サンマ、ウナギ、真イワシ、サケ AdeBクリニックそばかす(雀卵斑)治療 AdeBクリニックでは、そばかす(雀卵斑)の治療方法として3つご提案しています。 そばかすシャワー(ピコフラクショナル) そばかす取り放題(ピコスポット) フラルスキン治療 それぞれの治療方法に関して、症例写真を交えながら解説していきます。 そばかす治療1. そばかす取り放題(ピコスポット) おおむね1回の治療でスッキリそばかすを除去することが可能です。 濃いそばかすタイプの方には、メラニンをしっかり壊す作用が高いこちらが、確実な効果が期待できるのでおすすめです。 ただし、7日程度は目立つかさぶたができるので、その点だけご注意ください。 特徴:ピコYAGレーザーでそばかすを一つ一つ照射 治療回数:おおむね1回の治療で終了(濃いそばかすの場合は、追加照射を検討することもあります) ダウンタイム:目立つかさぶたが5~10日ほどつく、メイクでも隠しにくい テープ保護など:不要 リスク:炎症後色素沈着、赤み そばかす治療2. そばかすシャワー(ピコフラクショナル) そばかす取り放題と比べて治療回数がかかりますが、1回1回の治療の肌への負担、ダウンタイムなどが軽く、日常生活を送りながら治療をうけていただきやすい方法です。 薄いそばかすタイプの方は、効果とリスクのバランスが良いこちらの治療がおススメです。 また、頬全体の治療を行うので毛穴の引き締まり効果もあります。 特徴:ピコYAGレーザーでそばかすがある範囲を面で全体的に照射していく。 治療回数:1か月に1度の頻度でⅠ~3回ほど*赤みが強く出るなどの反応があれば2~3か月に1度の頻度になる場合もある ダウンタイム:治療後3日ほどは薄いかさぶたができるが、メイクでカバー可能 テープ保護など:不要 リスク:炎症後色素沈着、赤み そばかす治療3. フラルスキン スキンケアを、レアセラム+トレチノインをメインにしたものに変更してご自宅でケアができる治療です。 治療経過中は、少し肌がかさかさ乾燥したり、ピリッとしみる、軽度の赤みなどトレチノインを使った治療に特有の反応が出ますが、治療期間を通じて、毎日メイクOK!そばかす治療の中では、一番人バレしにくい方法です。 そばかすだけではなくて、鼻の黒ずみ改善や肌全体のハリ感UP、トーンアップなどお肌全体のお悩み改善も期待できます。 レーザー治療よりも、マイルドな治療のため、薄いそばかすの方に特におすすめです。 特徴:レアセラム+トレチノインの塗り薬を使ったセルフケア 治療回数:1日1~2回のスキンケアを行い、薄いそばかすの場合は2週間ほどで効果が見られます ダウンタイム:治療開始1週間ほど、トレチノイン特有のA反応(ヒリヒリ、かさつき、軽度の赤み)が出るが、メイクで隠れる程度 テープ保護など:不要 リスク:普段より紫外線に弱い状態になるので、日に当たる予定があるときの治療は避けてください。 薄いそばかすタイプにおすすめの治療 薄いそばかすは、パウダーファンデーションを塗るだけで、目立たない程度までカバーできます。 薄いそばかすタイプの方には 1.そばかすシャワー(ピコフラクショナル) 2. フラルスキン 治療がおすすめです。 濃いそばかすタイプにおすすめの治療 パウダーファンデーションを塗っただけでは、そばかすがハッキリわかる。目立たなくするためにはコンシーラーが必須。 濃いそばかすタイプの方に 1. そばかす取り放題(ピコスポット) 2. そばかすシャワー(ピコフラクショナル) 治療がおすすめです。 ▷そばかすレーザーの詳細はこちら。 料金表 そばかすシャワー(両頬) ¥19,800 そばかすシャワー(全顔) ¥24,800 そばかす取り放題(200ショットまで) ¥60,500 そばかす取り放題(300ショットまで) ¥82,500 ※そばかすシャワー治療に関して、鼻にそばかすがある場合は、レーザー照射の範囲内となりますが、そばかすがない場合は炎症後色素沈着のリスクがあるため、鼻の照射は行いません。 ※そばかす取り放題オプション 取り放題当日100ショットまで¥22,000で追加可能。 取り放題治療から1年以内100ショットまで¥33,000で追加可能。 ※麻酔クリーム・軟膏代は別途となります。 そばかすレーザーの予約はこちら