近年、円形脱毛症の原因として有力視されているのが「自己免疫疾患」です。
自己免疫疾患とは、外部からの侵入物を攻撃することで体を守ってくれる免疫機能に異常が生じ、自分の体の一部を異物とみなして攻撃してしまう病気です。
円形脱毛症の場合は、Tリンパ球(血液中に存在するリンパ球で60%〜80%の割合を閉める細胞)が毛根を異物と間違えて攻撃することで発症すると考えられています。激しい攻撃により毛根が痛み、健康な髪の毛さえ、抜け落ちてしまうのです。
今の段階では、なぜこの異常が起きるのかははっきりとはわかっていません。