リベルサスのダイエット効果は？副作用・危険性や飲み方なども徹底解説！

ダイエットのために食事制限や運動を頑張っているのに思うように体重が減らず、挫折してしまった経験はありませんか。

そんな方々の新たなダイエットの選択肢として注目されているのが、リベルサスという医療ダイエットです。

リベルサスは「痩せるホルモン」と呼ばれるGLP-1の作用を利用した飲み薬で、服用することで自然と食欲が抑えられ、辛い食事制限をしなくても体重減量をサポートしてくれます。

本記事ではリベルサスのダイエット効果や副作用、正しい飲み方や使用時の注意点まで詳しく解説していきます。

リベルサスとは？

リベルサスは、もともと2型糖尿病の治療のために開発された内服薬です。

血糖値を下げるホルモンであるGLP-1の働きを人工的に引き起こす「GLP-1受容体作動薬」とも呼ばれます。

これまで、GLP-1受容体作動薬は注射での摂取が基本的でしたが、リベルサスは世界で初めて飲み薬として発売されました。

有効成分はセマグルチドで、日本でも糖尿病治療薬として承認されました。

その食欲抑制効果が評価され、近年では本来の糖尿病治療に加えて医療ダイエットの治療にも応用され始めています。

リベルサスには3mg・7mg・14mgの錠剤が用意されており、少量から段階的に増量していくことで無理なく減量効果を高められます。

リベルサスのダイエット効果

リベルサスは、食欲抑制や脂肪分解促進などいくつかのダイエット効果を得られます。

ここでは、主に3つのダイエット効果を紹介していきます。

満腹中枢を刺激して食欲が抑制される

リベルサスは、胃腸の動きをコントロールする作用があり、通常より少ない食事量でも十分な満腹感を得られます。

脳の視床下部にある満腹中枢に直接働きかけ、空腹感そのものを感じにくくして食欲を抑えてくれます。

食べ物の消化・吸収速度も緩やかになるため、食後の血糖値上昇が穏やかに抑えられ、満腹感が長持ちします。

少量の食事でもお腹がいっぱいになり、空腹に悩まされにくくなるので自然に食べ過ぎを防ぐことができるのです。

血糖値を安定させて太りにくくする

リベルサスは、食後に血糖値が高くなったとき膵臓からのインスリン分泌を増やすことで、体内の糖分をエネルギーとして消費しやすくします。

インスリンの作用によって、余分な血糖が脂肪として蓄積されにくくなり、結果的に脂肪の蓄積を抑える効果が期待できます。

血糖値の急激な上昇を防いで安定させる働きもあり、血糖値の乱高下による強い空腹感やドカ食いを防ぐのにも役立ちます。

こうした作用により、リベルサスは「太りにくい」体質づくりをサポートしてくれるのです。

また、血糖コントロールの改善は糖尿病の予防・改善につながり、将来的な健康リスク低減にも役立つと考えられています。

脂肪分解や代謝を促進する

リベルサスは体内の「褐色脂肪細胞」という組織を活性化し、脂肪の分解やエネルギー代謝を促進する効果があります。

褐色脂肪細胞とは、脇の下や首まわりなどに存在し、脂肪を燃焼して熱を生み出す細胞ですが、加齢や肥満によりその活性が低下します。

リベルサスを服用すると低下していた褐色脂肪細胞が再び活発に働くようになり、たとえ同じ量の食事を摂っていても消費カロリーが増えて痩せやすい体質へ導いてくれます。

リベルサスによるダイエットの副作用・危険性

リベルサスは医療用の薬である以上、副作用やリスクにも注意が必要です。

リベルサスの代表的な副作用・危険性は、主に以下の3つです。

胃腸症状

リベルサスは、吐き気や胃のむかつき、お腹の張り感、下痢などが副作用として起こる場合があります。

これらの症状は、特に服用初期に現れやすいとされますが、多くは継続して服用するうちに少しずつ落ち着いていきます。

症状がつらいときには一時的に服用を中断することも検討されますが、多くの場合、時間経過とともに改善します。

そのため最初の1ヶ月は3mgから開始し、様子を見ながら以降7mg・14mgへと段階的に増量していくステップが取られます。

万が一、副作用が強く出て日常生活に支障が出る場合には、早めに医師に相談してください。

低血糖

GLP-1受容体作動薬は血糖値が低いときにはインスリンの分泌を促さないため、リベルサス単独では低血糖が起こりにくいです。

ただし血糖が下がりすぎると、冷や汗や手足の震え、動悸といった低血糖症状が現れることがあります。

そのためリベルサス服用中に過度な食事制限をしたり、インスリン製剤など他の糖尿病薬を併用したりするときは、血糖値が下がりすぎないよう十分な注意が必要です。

もし低血糖の兆候に気付いたら、すぐに糖分を補給するなど適切な対処を行い、必要に応じて医師に相談してください。

急性膵炎

リベルサスの一番危険な副作用として、膵臓の炎症である急性膵炎を起こすリスクがあります。

嘔吐を伴う激しい腹痛が生じた場合、急性膵炎を発症している可能性があります。

その際は直ちに服用を中止し、速やかに医師の診察を受けてください。

極めてまれなケースではありますが、命に関わる症状なので軽視できません。

リベルサスのダイエットがおすすめな人の特徴

リベルサスは、運動や食事制限などの精神的に負荷のかかるダイエットに比べて、薬を飲むだけで効果が期待できる利点があります。

この章では、リベルサスのダイエットがおすすめな人の特徴を3つ紹介します。

過去にリバウンド経験がある人

「何度もダイエットに挑戦してはリバウンドしてしまう」という方には、リベルサスが強い味方になります。

リバウンドは、減量中に我慢していた食欲が解放されて暴飲暴食に走ってしまうことで起こりがちです。

リベルサスの食欲抑制効果によって、減量後も食べ過ぎを防ぎやすくなり、せっかく落とした体重をキープしやすくなります。

自己流のダイエットで失敗を繰り返してきた人にとっても、医師の管理下で薬の力を借りることで成功率が高まります。

ダイエットに時間を割けない忙しい人

仕事や育児が忙しく、ダイエットのための時間をなかなか確保できない人にもリベルサスは適しています。

厳密なカロリー計算や長時間の運動をしなくても、薬の力で自然に食事量を減らせるため、忙しい方でも無理なく続けられるダイエット方法です。

リベルサスは1日1回決まったタイミングで薬を飲むだけなので、生活が不規則な方でも取り入れやすく、日々の体重管理に手間をかけずに済みます。

これまで「ダイエットする暇がない」と諦めていた人にこそ試してほしい方法です。

食べ過ぎが原因で太っている人

日頃からついつい食べ過ぎてしまうことが原因で体重が増えている人にも、リベルサスは適した選択肢です。

服用によって空腹感を感じにくくなるため、間食や夜食の頻度が自然と減り、総摂取カロリーを抑えることができます。

食欲を自力でセーブするのが難しい方でも、薬の助けで食欲をコントロールできれば無理なく摂取量を減らせます。

自分の「食べ過ぎ癖」をどうにもできずに悩んでいるなら、リベルサスが根本的な解決策となります。

リベルサスの正しい飲み方

リベルサスの効果を最大限に引き出すには、独特の服用ルールを守ることが大切です。

以下のポイントに注意して、正しい飲み方を実践してみてください。

コップ半分程度の水で服用する

リベルサスを飲む際は、コップ半分程度の約120mlの水で服用することが推奨されています。

水の量が多すぎると有効成分が薄まって吸収効果が下がってしまうため、コップ一杯ではなく半分程度の水に留めてください。

また、お茶やコーヒー、ジュースなどの水以外の飲み物で服用すると有効成分の吸収が低下するので避けてください。

錠剤は絶対に噛んだり砕いたりせず、そのまま丸ごと飲み込んでください。

なお、服薬補助ゼリーの使用も効果を損なうためNGとされています。

1日1回同じ時間に服用する

リベルサスは、1日1回の服用で効果が持続するよう設計された薬です。

毎日できるだけ同じ時間帯に飲む習慣をつけることで、飲み忘れも防ぎやすくなります。

万一飲み忘れた場合でも、気付いたときに1錠服用し、次回からは通常のペースに戻してください。

決して次回に2錠まとめて服用せず、1日1錠という用法を厳守しましょう。

空腹の状態で服用する

リベルサスは胃に食べ物や他の飲み物が残っていると吸収されにくいため、必ず空腹の状態で服用してください。

朝起床後すぐのタイミングは胃の中に食べ物がない状態なので、服用に理想的な時間帯です。

服用後は少なくとも30分間、飲食や他の薬の服用を控えてください。

朝の忙しい時間帯であれば、服用してからメイクや身支度をしているうちに30分はあっという間に経過するはずです。

リベルサスの値段相場

リベルサスは医療ダイエット治療を目的とする場合、公的医療保険が適用されない自由診療となり、費用は全額自己負担となります。

価格は処方する医療機関によって異なりますが、値段相場は以下の通りです。

別途、初診料や再診料などが必要なケースもあるため、詳細は処方を受けるクリニックで確認してください。

リベルサスを使用する際の注意点

最後に、リベルサスで安全かつ効果的にダイエットを行うために押さえておきたい注意点をまとめます。

少量の用量から初めていく

リベルサスは、まず最少用量の3mg錠から開始し、体の反応を確認しながら段階的に用量を増やしていくことが基本です。

いきなり7mgや14mgの高用量から始めると、副作用が強く出るリスクがあり危険です。

また、胃腸症状などの副作用は低用量から慣らすことで軽減できるため、焦らず少しずつ体を薬に慣らすことが大切です。

無理のない増量計画を守れば、副作用による中断も防げます。

併用禁忌薬と一緒に服用しない

すでに他の糖尿病治療薬を使用している場合、自己判断でリベルサスを併用しないでください。

併用によって重篤な低血糖を招いたり、副作用が強まったりする恐れがあります。

医師から特別に指示がない限り、他の糖尿病薬とは一緒に使わないようにしてください。

また、他のGLP-1受容体作動薬やDPP-4阻害薬など、リベルサスと作用が重複する薬の同時使用は避けるべきです。

服用中の薬やサプリメントがある場合は事前に必ず医師に伝え、安全な治療計画を立ててもらいましょう。

薬に頼らず運動や食事も改善する

リベルサスは食欲を抑える強力な味方ですが、薬だけに任せて好きなものばかり食べていては十分な効果は得られません。

薬の効果が切れればリバウンドしてしまう可能性も高まるので、適度な運動やバランスの良い食事改善も並行して行うことが大切です。

軽いウォーキングなど無理のない運動習慣や、高タンパク・低脂肪を意識した食生活を取り入れることで、より健康的かつ確実に体重を減らすことができます。

リベルサスはあくまでダイエットの補助役と考え、生活習慣の改善と組み合わせることで長期的な成功につながります。

なお、妊娠中・授乳中の方や今後妊娠を希望している方、過去に膵炎になったことがある方などはリベルサスを使用できません。

リベルサスのダイエット効果に関するよくある質問

最後に、リベルサスのダイエット効果や使用方法について、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。

疑問点をあらかじめ解消しておくことで、より安心してリベルサスダイエットに取り組んでください。

リベルサスは保険適用される？

リベルサスは、もともと糖尿病治療薬として開発・承認されているため、2型糖尿病の治療目的で使用する際には健康保険が適用されます。

しかし、肥満症に対する処方は保険適用外であり、ダイエット目的で処方してもらう場合は自由診療となり保険適用されません。

薬代以外にも初診料や送料によってトータル費用は変わりますので、事前にクリニックで見積もりを相談すると安心です。

リベルサスで痩せない理由は？

リベルサスで痩せない理由として、正しく服用できていなかったり、服用期間がまだ短かったりすることが挙げられます。

なお、効果の現れ方には個人差がありますが、体重減少はゆるやかに進む傾向があり、焦らず数か月単位で様子を見ることも大切です。

たとえば空腹時に服用していなかったり、服用後にすぐ飲食してしまったりすると薬が十分吸収されず効果が低減します。

また、リベルサスで食欲が抑えられていても高カロリーな食事を続けていては痩せません。

リベルサスを服用しているのに思うように体重が減らないと感じるときは、前述した正しい服用方法を今一度遵守できているか確認してみましょう。

それでも効果が出にくい場合は、医師に相談して投与量の調整や他の原因の有無を確認してください。

リベルサスを安全に入手する方法は？

リベルサスを手に入れる最も安全な入手方法は、オンライン診療対応のクリニックで処方してもらうことです。

オンライン診療であれば医師の診察を受けた上で正規品が処方されるため、安全性は段違いです。

万一副作用が起きても、医師に相談でき適切なフォローを受けられる安心感があります。

また、費用面でも初診料無料や定期便割引を設けるクリニックが多く、トータルでは個人輸入より安くなるケースも多いです。

特に昨今はオンライン診療に力を入れるクリニックが増え、24時間予約可能、当日発送、送料無料などサービスも充実してきました。

診察から薬の受け取りまで全てスマホで完結し、最短当日または翌日には自宅に届くクリニックもあります。

リベルサスのダイエット効果に関するまとめ

この記事では、リベルサスによる医療ダイエットについて効果や副作用、飲み方や注意点まで詳しく解説しました。

リベルサスは満腹感の促進や脂肪燃焼効果によってダイエットを強力にサポートしてくれる薬ですが、正しい方法で服用し、医師の指導のもと安全に用いることが大前提となります。

自己流のダイエットで思うように成果が出なかった方も、医療の力を借りることで成功への道が開けます。

あきらめる前に、一人で抱え込まず専門家に頼ってみてください。

リベルサスを正しく活用して、無理のない健康的なダイエットを実現しましょう。