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フォシーガで期待される効果は?副作用・正しい飲み方やダイエットのコツを解説

フォシーガの「ダイエット効果」は本当?どうして痩せられるの?
フォシーガの副作用やダイエットで使用する際のコツを知りたい!
インターネットの知恵袋・ブログでは「フォシーガダイエットで何キロ痩せましたか?」など、フォシーガダイエットで期待される効果に関するものが多く見られます。
フォシーガは、もともとは2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、最近ではダイエット目的での使用にも関心が高まっています。
しかし、本当に効果があるのか?といった不安や疑問をお持ちの方も多いでしょう。
本記事では、フォシーガの仕組みや副作用、飲み方のコツまで解説していきます。
もくじ
フォシーガとは?尿から糖を排出する「SGLT2阻害薬」
フォシーガは、SGLT2阻害薬「ダパグリフロジン」を有効成分とする経口糖尿病治療薬です。
腎臓で糖の再吸収を抑制し、余分な糖分を尿中に排出することで血糖値を下げる働きがあります。
日本では2型糖尿病・慢性心不全・慢性腎臓病の治療薬として承認されていますが、肥満症治療薬としては未承認です。
そのため、ダイエット目的での使用は自費診療となります。
フォシーガは痩せる?主な作用と期待できる2つのダイエット効果

フォシーガがダイエットに応用される理由は、主に腎臓での糖を排出する作用にあります。
糖の排出という作用は、身体のエネルギーバランスに働きかけ、健康的な生活習慣をサポートする可能性があります
ここでは、フォシーガが持つ主な作用をそれぞれ解説します。
【主な作用】体内の余分な糖を排出する
フォシーガ最大の特徴は、体内の余分な糖を尿と一緒に排出する作用です。
通常、腎臓でろ過されたブドウ糖は再吸収されますが、フォシーガを服用すると再吸収が抑えられ、1日に約70〜85gもの糖が尿中に排出されます。
これはカロリーに換算すると約280〜340kcal※1に相当し、体重管理において無視できない数値です。
ただし、この数値がそのまま体重減少に直結するわけではなく、食事内容や体質によって結果は異なります。
※1 糖質(炭水化物)は1gあたり約4kcalのエネルギーを持つとされています。本記事のカロリー換算は、この計算に基づいています。
脂肪の燃焼をサポートする
フォシーガは、尿中への糖排泄によってエネルギー源としての糖が失われるため、身体は蓄積された脂肪を燃焼しやすくなります。
その結果、エネルギーバランスの改善に繋がり、内臓脂肪やウエスト周囲径に変化が見られたとの報告もあります。
これにより、身体のコンディションが整いやすくなり、健康的な代謝の維持につながる可能性があります。
こうした働きから、フォシーガは健康的な身体づくりを目指す上でも注目されています。
健康的な身体づくりをサポートする
フォシーガの働きは体重管理のサポートだけでなく、健康的な身体づくりにも応用が期待できます。
糖の排出は、健康診断の数値など、身体の様々なバランスを整えるサポートにも繋がると考えられています。
また、糖の排出による代謝改善へのアプローチにより、フォシーガ服用後にコレステロール値や中性脂肪値が下がったというデータもあります。
コレステロールや中性脂肪値が下がることは、健康面での利点も魅力です。
フォシーガダイエットの前に知っておくべき副作用と危険性

体内での働きが注目されるフォシーガですが、副作用のリスクも理解しておく必要があります。
ここではダイエット目的でフォシーガを使用する際の、主な副作用について解説していきます。
尿路感染症
フォシーガの代表的な副作用として尿路感染症が挙げられます。
尿中に糖が増えることで細菌が繁殖しやすくなり、膀胱や尿道が感染を起こしやすくなるためです。
女性の場合は膣カンジダ症などの性器感染症も起こりやすくなります。
症状としては排尿時の痛み・違和感、尿のにごりや悪臭、陰部のかゆみ・灼熱感、頻尿などが見られます。
これらを予防するため、トイレを我慢せず早めに排尿する習慣をつける、服用中は少しの不安でも医師に相談することが大切です。
低血糖
フォシーガは、他の糖尿病治療薬と併用している場合や食事量が極端に少ない場合に、低血糖症状が起きる場合があります。
低血糖になると、手足の震え、冷や汗、顔面蒼白、動悸、倦怠感、不安感などの症状が現れます。
万一こうした症状が出た場合には、すぐにブドウ糖を含む食品やジュースなどで糖分を補給しましょう。
また、フォシーガ服用中に、インスリン注射や他の経口血糖降下薬を併用している方は特に注意が必要です。
医師から低血糖時の対処法について指示を受けておくと安心です。
脱水症状
フォシーガの作用で糖と一緒に水分も排出されるため、脱水症状が起こるケースもあります。
尿量が増えて体内の水分が失われやすくなることから、喉の渇き、めまい、立ちくらみなどの症状が現れることがあります。
特に夏場や発汗の多い環境下では、普段以上に意識的な水分補給が必要です。
アルコール飲料や糖分の多い清涼飲料水はかえって利尿作用があったり十分な水分補給にならなかったりするため、適切ではありません。
また、発熱や嘔吐・下痢があるとき、過度な飲酒をしているときは特に注意が必要です。
【重篤な副作用①】ケトアシドーシス
稀な副作用ですが、ケトアシドーシスという副作用として現れる場合もあります。
インスリンの作用が不足することで、体がエネルギー源として脂肪を過剰に分解し、「ケトン体」という物質が血液中に溜まってしまう危険な状態です。
通常は高血糖時に起こりますが、フォシーガのようなSGLT2阻害薬を服用している場合は、血糖値がそれほど高くない場合でも発症する可能性があります。
吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、過度に喉が渇くなどの初期症状が見られた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
【重篤な副作用②】腎盂腎炎・敗血症
ケトアシドーシスと同じく、稀な副作用ですが、腎盂腎炎・敗血症も重篤な副作用の一つです。
フォシーガの作用で尿中に糖が増えると、尿路で細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎などの尿路感染症を起こすことがあります。
この状態を放置してしまうと、細菌が腎臓にまで広がり「腎盂腎炎(じんうじんえん)」を発症する可能性があります。
さらに、腎臓から細菌が血液中に入り込み、全身に感染が広がると「敗血症」という、命に関わる重篤な状態に陥る可能性もあるのです。
敗血症は、血圧の低下や意識障害を引き起こし、一刻を争う緊急治療が必要となります。
寒気や震えを伴う38度以上の高熱、背中や腰の片側または両側の強い痛み、吐き気などの症状が見られた場合は、直ちに医療機関を受診してください。
通販(個人輸入)は絶対NG!医師の処方が必要な理由
フォシーガのような医療用医薬品は、医師の診察と処方のもとで使用することが法律で定められています。
最近ではオンライン診療も普及していますが、「通販(個人輸入)」とは全くの別物です。
ここでは、その違いと危険性について、正しく理解しておきましょう。
オンライン診療が推奨される理由
オンライン診療は、スマートフォンやパソコンを使い、ビデオ通話などで医師の診察を受ける正規の医療行為です。
忙しい方や、近所にクリニックがない方でも、自宅から専門家の診断を受けられます。
オンライン診療では、医師があなたの健康状態や体質をきちんと問診した上で、フォシーガが適切かどうかを判断し、安全な用法・用量を処方してくれます。
万が一、副作用が出た場合でも、すぐに処方医に相談できるため安心です。
通販(個人輸入)が危険視される理由
医師の処方箋なしに、海外のサイトなどから医薬品を購入することを「個人輸入(通販)」と呼びますが、これには命に関わる重大なリスクが伴います。
通販(個人輸入)を利用するリスク
- 届いた薬が偽物である可能性
- 重篤な副作用が起きても、対処が遅れる危険性
- 「医薬品副作用被害救済制度」は適用外
このようなリスクを防ぐためには、しっかりと医師の診察を受けて処方を受けることが重要です。
病院に行く時間はないから…と個人輸入したフォシーガを服用することは絶対にやめましょう。まずはオンライン診療を検討してみませんか?
フォシーガの正しい飲み方・注意点
フォシーガを安全かつ効果的にダイエットに取り入れるために、正しい使い方と注意事項を押さえておきましょう。
医療用医薬品であるフォシーガは自己判断での用量調節や併用にリスクが伴う場合があります。
以下では、フォシーガを使用する上で特に大切なポイントを解説します。
少量の投与量から始めていく
フォシーガの服用は、成人で1日1回5mg錠から開始します。
効果や副作用に問題がなければ、10mg錠に増量することも可能です。
いきなり最大量から始めるよりも、まずは低用量で体の反応を見ながら徐々に調整していく方が安全です。
医師が処方する際も、初期段階では慎重に用量設定を行い、経過を見ながら必要に応じて増減します。
自己判断で勝手に量を増やしたり減らしたりするのは避け、必ず医師の指示に従ってください。
特に効果を早く出したいからといって、過剰に服用すると副作用のリスクが高まる恐れがあるため注意が必要です。
毎日同じ時刻に服用する
フォシーガは、1日1回1錠を服用する薬です。
服用のタイミングは基本的に自由ですが、毎日なるべく同じ時刻に飲むことが推奨されます。
朝に服用すると、夜間の排尿による睡眠妨害を避けやすいため、可能であれば朝食前後の服用が望ましいです。
服用時間を一定にすると、血中薬物濃度の変動が安定しやすくなります。
その結果、作用を安定的に得ることにつながるのです。
万一飲み忘れた場合は、気づいた時にすぐ1回分を服用し、次回分が近い場合はその回は飛ばしてください。
他の薬との飲み合わせ(併用)に注意する
フォシーガには明確な併用禁忌薬は公式には設定されていません。
しかし、インスリン製剤やスルホニル尿素薬と併用する際は低血糖リスクが高まるので、注意が必要です。
また、利尿薬と一緒に使うと脱水症状が出やすくなります。
医師から禁忌とされている薬剤や相互作用のある可能性があるものは、フォシーガと同時に服用しないでください。
フォシーガでのダイエットを成功に近づける4つのコツ

フォシーガの効果を最大限に引き出すには、薬の力だけに頼らず生活習慣の改善を合わせて行うことが大切です。
適切な服用方法と健康的な生活習慣を両立させることで、リバウンドしにくいダイエットが期待できます。
ここではフォシーガを活用してダイエットするためのポイントをお伝えします。
医師の指導を守って使用する
フォシーガは医薬品なので、必ず医師の指導のもと正しく使用することが必須です。
自己判断で投与量を変更したり、指示された頻度を守らなかったりすると、期待する作用が見込めないばかりか副作用のリスクが高まります。
特に「早く痩せたいから」といって勝手に用量を増やすのは絶対に避けてください。
フォシーガは初期量から徐々に増量する必要があり、そのスケジュールも医師があなたの状態を見て判断しています。
また途中で勝手に使用を中断すると強い食欲が戻ってリバウンドする恐れもあります。
食事で糖質を摂りすぎないようにする
フォシーガ服用中も、日々の食事管理はダイエット成功に欠かせません。
せっかく薬で1日数百キロカロリーの糖を排出しても、高糖質・高カロリーな食事を続けていては作用が十分に活かせなくなります。
極端な糖質制限は推奨されませんが、菓子類や甘い飲み物など過剰な糖質摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。
特にタンパク質と食物繊維をしっかり摂ることで血糖値の急上昇を抑え、脂肪が蓄積されにくい体内環境を目指せます。
また、フォシーガは糖質制限ダイエットに近い働きをする薬ですので、ゆるやかな糖質コントロールを併用するとより良い結果が期待できます。
定期的な運動を心がける
フォシーガの作用によって体重が減少しやすくなる可能性がありますが、筋力アップや基礎代謝向上のためには運動習慣が欠かせません。
なぜなら、体重減少時は脂肪と共に筋肉も失われる可能性があるためです。
筋肉量を維持するためには、タンパク質の摂取と筋力トレーニングの併用が重要です。
ただ、急に激しい運動をする必要はなく、まずはウォーキングなど無理のない有酸素運動から始め、徐々に運動強度を上げていくと良いです。
定期的に体を動かすことでエネルギー消費量が増え、内臓脂肪の燃焼や生活習慣病予防にもつながります。
日常生活の中で、ストレッチや筋トレで筋肉量を維持することにより、健康的に引き締まった身体作りを目指せるでしょう。
十分な睡眠をとる
フォシーガ服用によるダイエット中は、睡眠や生活リズムの管理も忘れてはいけません。
睡眠不足が続くと食欲を増進させるホルモンバランスの乱れを招き、かえって太りやすくなります。
また寝不足だと意志力が低下し食事の誘惑に負けやすくなるなど、減量にはマイナスに働きます。
決まった時間に起床・就寝し、朝食を抜かずに摂る習慣をつけることで基礎代謝も安定しやすくなります。
さらに、睡眠をしっかりとることで日中の活動効率も上がり、結果的に運動にも前向きに取り組めるようになります。
フォシーガのダイエット効果に関するよくある質問

最後に、フォシーガのダイエット効果や使用方法について、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。
疑問点をあらかじめ解消しておくことで、より安心してフォシーガダイエットに取り組んでください。
フォシーガの値段相場は?
フォシーガは保険適用外の自費診療となるため、1ヶ月あたり1〜2万円前後の費用がかかります。
用量や処方する医療機関によって価格に幅がありますが、下記が値段相場となっています。
| 用量 | 値段相場 ※1ヶ月 |
|---|---|
| 5mg | 8,000円~10,000円 |
| 10mg | 15,000円~20,000円 |
※値段相場は編集部の調査結果を基にしたものです。
これに診察料や配送料などが、総合料金として加わります。
したがって、月当たりのトータル費用は概ね1万円台半ばになると考えておくと良いです。
フォシーガの効果が出るまでの期間は?
フォシーガは、服用開始日から糖を排出する作用が現れます。
しかし、体重の変化を実感できるまでの期間には個人差があるため、一概に期間を答えることは難しいでしょう。
体重の変化を実感し、それを維持していくためには、6〜7ヶ月程度を見据える必要があります。
フォシーガを途中でやめるとどうなる?
フォシーガの服用を途中で中止すると、糖を排出する作用がなくなるため、リバウンドする可能性が高いです。
生活習慣の改善が定着していれば、中止後も体重を維持できる人もいますし、逆に不摂生に戻ればリバウンドしやすくなります。
そのため、自己判断で急に中止するのは望ましくなく、中止のタイミングや今後の体重維持策については必ず医師と相談すべきです。
メトホルミンとフォシーガを併用したダイエットは痩せる?
フォシーガ(SGLT2阻害薬)とメトホルミン(ビグアナイド薬)は、それぞれ作用機序が異なる糖尿病治療薬です。
この二剤を併用することで、血糖降下作用が相乗的に働き、単剤で使用するよりも体重管理をよりサポートすることが期待できると考える専門家もいます。
特に、フォシーガが尿から糖を排出する一方、メトホルミンがインスリン抵抗性に働きかけることで、異なるアプローチから体重減少に繋がる可能性があります。
しかし、この二剤は作用機序が異なるがゆえに、副作用のリスクも増大することが知られています。
特に、低血糖のリスクや、胃腸障害、脱水症状が悪化する危険性があります。
ダイエット目的での併用は、**医師の高度な判断と厳密な管理が必須であり、**自己判断による併用は絶対に避けてください。
必ず、専門知識を持つ医師に相談の上、安全性を最優先して進めるべきです。
フォシーガのダイエット効果に関するまとめ
本記事では、フォシーガによって期待されているダイエット効果や、副作用・正しい飲み方やダイエットのコツを解説しました。
フォシーガは、その糖排泄作用によって、ダイエット中の体重管理をサポートすることが期待できる薬です。
余分な糖を体外に出すという仕組みは、身体のエネルギーバランスに働きかけ、健康的な身体づくりをサポートすることに繋がります。
一方で、尿路感染症や脱水などの副作用もあり得るため、清潔の保持や水分補給など日常生活での対策が欠かせません。
フォシーガを用いて健康的な体重管理を行うためには、薬だけに頼るのはNGです。
食事管理や運動、十分な睡眠といった生活習慣の改善を並行して行うことが大切です。
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